2011年5月23日〜25日まで日本で初めてiMedia Brand Summitが開かれました。
米国で10年前に始まった、シニアマーケターに向けたカンファレンスで、これまでに米国、英国、アジア、オセアニアで会が開かれているそうです。
朝8時からプレゼンが始まり、昼はディスカッション、そして深夜12時過ぎまでネットワーキングが続く、恐ろしくハードな内容でした。
3日間を通じで学んだことを共有させて頂ければと思います。
私が事前に課題としてしてのは2つ
1)マスメディアとインターネットメディアのマーケティングの観点での融合は可能なのか?そしてその方法は?
2)最前線のマーケッターはキャリアパスをどのように築いているのか?
で、この2つについてはある程度の答えをつかむことができたのですが、ここでは簡単な紹介にさせてください。あんまりドキドキしない話なので。
1)については可能です。テクノロジーがリアルタイムトラックを可能にするので、なんとかなりそうです。CRMと連動した効果測定を行い、即時にメディア及びクリエーティブアロケーションを行うマーケティングの未来がすぐそこまで来ています。マイクロソフトCMO Haresh Khoobchandani氏がWindows7の具体的なプロジェクトを講演してくれました。
2)ここについては、実績あるのみ。同業種間での転職や、代理店からの転職、MBAなどいろいろな方法がありそうです。
そして講演の中で1番衝撃を受けたのが、CindyGallopさんの「変わりゆく現実における、近未来の広告」というプレゼンテーションでした。
彼女はクリエィティブエージェンシーのCEOの立場から、どのように広告が変わりつつあるか、という内容についてお話されました。
Goodness
Trasnparency
Action
Agency
Money
Production
Magic
この7つについて彼女が扱ったプロジェクトを交えながら話は進み、
大きく集約すると「透明性」「お金を生み出すこと」「主体性」
の話に集約されました。
「透明性」の話では企業のありのままの姿勢がソーシャルメディアなどのテクノロジーを通じて広がる、企業は規制も強制もできない、でその時どうするか、「良心」と「行動」を伴うしかない、という至ってシンプルな話でした。
彼女は「If I ran the world」というアイディアプラットフォームを具現化させています。
「もし私が世界をつくれるなら、◯◯◯」
◯◯◯にはあなたが望むことを書き込みましょう。
この◯◯に応じて、関連したすでに立ち上がっているプロジェクトが表示されます。そのプロジェクトをすすめるためのマイクロタスクを行うことで、貢献ができるようになっています。もちろん自分だけのプロジェクトを立ち上げることができます。例えば、バイク好きのコミュニティを作りたい。そこで必要なマイクロタスクはバイクショップの地図をつくること、誰か助けて!といった風に。
リーバイスがこのプラットフォームやキックスターターを使い、フィラデルフィアの困窮地域であるBraddockを助ける社会貢献活動を行っています。お金を出すだけではなく、集合知と集合行動を使って社会を助ける企業活動がすでに始まっているのです。
http://ifwerantheworld.com/we_would/growbraddockfarms
そして2つ目の「お金を生み出すこと」についても彼女ははっきり言います。「お金を生み出すことはセクシーだ」と。「銭ゲバ」に代表されるように、お金について話すことはナンセンスという古き良き時代の考え方もありますが、私は彼女にとても共感します。もし人をたくさん助けられるなら、そこで多くのお金を稼ぐことができるはずだからです。
そして、「人にお金を払ってほしいと思うなら、あなたにしかできない価値を生み出す必要があるのです。そして、あなたが自分にあると信じる価値しか、他人に対価を求めることはできない。」とも彼女は続けました。
長くなってきました、最後の1つです。
「主体性」の話。彼女は講演のコンセプトに出ていた7つを実現するために自分の会社を立ち上げました。言行一致が伴った人の言葉は重い。
そして私たちに語りかけます。「あなたたちが未来を作るのです」 話が大きくなってきましが、「自分がどうしたいのか」その問いが、海に投げ入れる小さな小石のように世界に影響を与える、そういう理解を私はしました。
企業の一員として働くとき、家族の一員としてあるとき、現実に即して「できること」をすることがまず求められます。競合他社の動き、今期の予算の達成、パートナーの望む自分であること、などなど。しかし1個人として、また1企業として「If I ran the world」の問いかけをすることは、ますます重要になると思います。【相対的な思考】ではなく【主体的な思考】です。世界中にいる仲間に呼びかけ協力をもとめること、同時に自分たちの商品やサービスや助けを求める人に届けること。それがテクノロジーを通じて可能になった未来に私達は生きているからです。
あなたはどんな世界を作りたいですか?
2011年4月2日、前の会社の先輩を誘ってバカサミットに参加してきました。
「春だから」という理由で先進バカ企業が7社が秋葉原に集まってしまったサミット。社会を変えるのはソーシャルメディアではなくバカどもの桁外れな思い込みとエネルギッシュな行動力。暇な人来たれ!ためにならなくとも返金お断り!
というトンでもないサミットです。最前列にはウンコのかぶりものに全身タイツをまとった参加者もいてどうしていいか分からない会場内、一緒に参加してくれた奇特な先輩がいてほんとに良かった。大体、最初間違えて下の階で開催されていたコスプレ撮影会に参加しそうになりました。
7社とは、離婚式プランナー、マグロ漁船啓蒙家、唐揚げニスト、ザリガニワークス、家入さん、面白法人カヤック、それにこのイベントを企画/運営した変態企業カメレオンです。
3時間半のサミットの間中、各々の方のトークや作品にお腹を抱えて笑っていました。下記は皆さんのお話から気になった部分をご紹介してみます。
離婚式プランナー 寺井広樹さん
バカ発動ポイント「小さい頃からの疑問、結婚式とお葬式はあるのにどうして『離婚式』はないのか?という疑問をどうしても解決したかった」
マグロ漁船啓蒙家 齊藤正明さん
バカ発動ポイント「マグロ漁船に乗らないと判子押してやんない、という上司の命令で仕方なくのった40日間のマグロ漁船で、人生に大事なことは全て学んだ」
カラアゲニスト 八木宏一郎さん
バカ発動ポイント「寿司、天ぷら、唐揚げ、という世界平和、外貨獲得の手段として唐揚げを世界に広めたい」
ザリガニワークス
バカ発動ポイント「コミュニケーションが生まれる、ストーリーが生まれる作品を作りたかった」
家入さん
バカ発動ポイント「起業家である前に、クリエイターであれ。クリエイターである前にバカであれ」
面白法人カヤック 柳澤さん
バカ発動ポイント「採算が取れるかの前に、自分が好きなサービスを開発」
変態企業カメレオン ジョーカー福留さん
バカ発動ポイント「集めたい人たちに、各々のHPのお問い合わせフォームから出演依頼した」
会社勤めでしまい込んでいるバカ魂をゆさぶられる3時間半でした。
好きなことで稼いで何が悪い?できるもんなら、やってみればいいよ!
というでっかいエネルギーがドーンとぶつかってきました。全然あきらめてないし、自分のせいで100%生きてるし。頭だけじゃなくて、心だけじゃなくて全身全霊で仕事しながら遊んでいる大人ってやっぱりカッコいいなあ。
http://www.baka3310.com/
フェイスブック、ツイッターに代表されるソーシャルメディアはの登場で、私たちは場所を離れた友人や家族、時には面識のない方とも心を交わすことができるようになりました。すごく便利で心地の良い手段です、しかも無料です。インフラといいながら、電気、ガス、水道、交通はお金がかかったはずなのに、基本的な使い方なら一切お金がかからないのです。
ソーシャルメデイア以前は、テレビ・ラジオが無料で楽しめる情報インフラでした。この番組をタダで視聴するために、番組の間にCMを聞いて、その影響を時間で買う企業が番組制作費を負担していたのです。私たちが売っていた情報は、その番組が好きで、その時間帯テレビを見ているという趣向だけです。
ソーシャルメディアでも、この等価交換は必ず起こることになるでしょう。つながりが便利で無料で楽しめるようになった代わりに、プラットフォームである企業は、つながり、嗜好、行動、すべてを売り物にすることができるようになりました。どこまで自分をこの新しい世界に浸すのか、まだ私は判断できていません。皆さんはどう感じていますか?そこに怖さはないですか?
追記
未来は、攻殻機動隊というアニメの草薙素子の感じた自由さが、究極的には広がっている世界なのかもしれません。怖い反面、その自由さに憧れてしまう、という話を先日先輩にしたら、一笑にふされました。曰く「人間全部データになった方が効率的だし、大事な問題(太陽爆発の際の地球外脱出など)に一丸とあたれていいじゃないの、大体移動コストと輸送コストが日本はかかりすぎる!」というエッジの立ちっぷりでしたw
10月23日(土)東京国際映画際に「ソーシャル・ネットワーク」を見に行きました。
デヴィッド・フィンチャーの最新作、フェイス・ブックの創始者マーク・ザッカーバーグの自伝的内容のため、前評判は上々。
とても素晴らしいストーリーテリングでしたし、マークザッカーバーグ役ジェシー・アイゼンバーグの演技は見事でした。ギークだけど憎めないとても魅力的なキャラクターに仕上がっています。
ここからも、なるべく「ネタバレナシ」で書き進めていきます。
フェイスブックとは
世界中で5億人が利用中
時価評価額250億ドル
創始者はマークザッカーバーグ 世界最年少の億万長者
ここにつながるまでの、ストーリーが展開されます。
―ハーバード大学を中退してまで、世界中の人々をつなげるための
壮大なソーシャルネットワーク「フェイスブック」を立ち上げた、
そんな夢のあるストーリーを期待してはいませんでしたが、
まあ、その、一般的に言って、映画の中の彼の性格は破錠していました。
天才的なビジネスの感、そして彼自身がコードを書けるプログラマーであった事業の拡張スピードが成功に大きく寄与していることはもちろんでしょうが、
彼の性格的・環境的な要因が「フェイス・ブック」を爆発的広める後押しになったのではないかと思います。
その1/うまくいかない恋愛
その2/友達は数人
その3/アメリカの大学に存在する、リアルなヒューマンランク
1~3は、国を違えど大学生の一般的な悩みかもしれませんね。
ところが、その1の腹いせに、ある悪意あるサイトを立ち上げます。この事件をきっかけにして、彼はフェイスブックを立ち上げたことになっています。
マーク・ザッカーバーグ本人に言わせると「正しいのは服装だけ」と
言うのですから、そうなのかもしれませんが。
逆に言えばこの服装が正しいとすれば、その1、2も本当だったりして。
だって、常に頭ボサボサ、パーカー&ジーンズ&リュックって、、、、(ごめんなさい偏見です)
ビジネスの種を乗せた車を走らせるとき、
もちろん本人の意思と努力が何ものにも代えがたいアクセルとガソリンにはなると思うのですが、「本人の原体験」それこそが動力の源である「エンジン」になる、この映画を見て、また最近の同年代のビジネスファウンダーに会って改めて感じます。
原体験にもとづいた思いは様々です。
英語を学んで世界を知った―英語を学べる機会を提供したい
旅での学びが自分の生き方を変えた―人生を変える旅を応援したい
自分が感じた旅先での対話の可能性を伝えたい
強烈な思いや経験は人を行動へと駆り立てます。
またその個人をつきうごかす、強烈思いは原体験から生み出されることが多いのではないでしょうか。そしてそれが事業となった場合、ファウンダーの性質は事業の社格に引き継がれます。
ザッカーバーグの場合、ハーバード大学で感じたヒューマン・ランクによるリアルなコミュニティの存在感は相当なものだったのではないでしょうか。それをひっくり返すために、「フェイスブック」を成り立たせたように感じてならないのです。また、映画の冒頭で起こるあるサイトにが引き起こした成功体験も彼の方向性を決定的なものにしました。
だから「フェイスブック」の爆発的な拡張性は、人とのつながりを求めた彼自身の性格が根底にあるのかもしれません。
アメリカの大学でアントレプラウナーの精神を学んだ時、全てはグッドウィル(良心)の上に成り立つビジtネスを考えよ、と教えられました。グッドウィルしか最終的に人には伝わっていかないし、続いていかないからだそうです。
原体験には成功体験、トラウマ両方が当てはまります。トラウマはほっておけば、苦い体験のままですが、人はいつかそれを乗り越えるためのチャンスを与えられるのはないでしょうか。それを起業という方法で表現し、グッドウィルを人に伝えていく。そのチャンスはどんな人にも与えられています。
そして起業に関わらず社会の中でも、自分の原体験に根差しグッドウィルを伝える仕事を続けていくことが、何かを変えられる一歩だと信じています。
ちょっと前に、「脱出ゲーム」ってPCゲームで流行っていたのを覚えてますか。
あれをリアルにやるゲームがあります。その名も「リアル脱出ゲーム」。
お金を払ってわざわざ閉じ込められに行くゲームです。笑
もちろん、「手掛かりを見つけて、制限時間内に脱出できるか?」という点を競います。
そこで試されるのは、あなたの知力・体力・コミュニケーション力。途中で仲間を増やしたり、ヒントの交換だってOK!しかし残念ながら、Google先生も、私の大好きなiPhoneアプリもここでは役に立ちません。泣
年々ファンが増えているようで、今年の1月に参加した時は@横浜倉庫で1回50人程度の開催規模でしたが、今回は「よみうりランド」を貸し切って、1000人同時参加の大イベントになりました。
しかもチケットは、発売と同時にSOLDOUTだったため、オークションで購入しました。
夜の遊園地で、テーマ音楽が流れる中ドキドキしながら友人とメインステージに向かいます。
中央ステージでは、SCRAPの加藤さんがルール説明を取り仕切ります。
加藤さん
「あなたたちはここ、夜の遊園地に閉じ込められました!」
「ここからは、コール&レスポンスを大事にしていきまーす!」
「皆さんいいですかー?」
みんな「はーい!!!」 なんだか高校生みたいです。
・始まりで聞いたのは、前日はわずか2%の脱出率だったこと、それを受けて緊急会議を開いて、やっぱり難易度は下げません!みんながんばれ、とのこと(なんだその応援)
・だから、こうなったら携帯電話を使ってオッケー!とのこと。(それぐらい謎には自信がある)
・チーム戦でないと解けないかも
・「園内を走らないでくださーい」「または、気をつけて走ってくださーい」どっちなんだww でものんびりして解けるようにはつくってないよ(エッヘン)とのこと
そして、制限時間が90分であること等など、説明を受けて解散!
渡されたのは、問題用紙と遊園地MAP、それに鉛筆が入った封筒だけです。
このあと、手掛かりを探して夜の遊園地を90分走り回りました。もちろんミッキーもミニーもいないし、乗り物にも乗れません。
でも謎が解けていくのって楽しいんですよ。 観覧車の中に手掛かりがあったりも!
どんな謎かというと、こんなのが遊園地中に仕掛けてあるのです。
そしてそれを解くと次の謎が現れて、私たちを悩ませます。で謎を解くとカードがもらえたり、STAFFにアッカンベーをして、次のヒントがもらえたり、てんやわんやでした。私も友人もぐったり。
脱出できなかった多くの人たちは、メインステージに改めて集められました。
そして、再び加藤さん登場。みんなの疲労困憊と脱出できなかったくやしさのにじむ目線を浴びながら、「みんな、だんだん感じわるくなってくるなー、www」
と茶々を入れながら、にこやかに謎ときをしてくれました。
会場からは、「あああーーー」 「そうかあああーーーー」「ええええーーーーー」
など、ため息まじりの声が飛び交います。
あまりに謎が多く、難しかったのでここでは書きませんが、
最後に脱出できた200人がステージから現れてフィナーレ!でした。
ハイヒールで走り回ったため、次の日筋肉痛でしたが、とても楽しい夏の夜の思い出です。
次は「スタジアムからの脱出」がテーマだそうですので、どうぞお楽しみに♪
写真の方が加藤さんです。MCが死ぬほど面白い。どれくらい面白いかというと、こういう学校の先生がいたら、いじめや不登校が減るレベル。大好き!(加藤さん、なんかくださいww)
写真をクリックするとでこのゲームの企画・運営をしているSCRAP「リアル脱出ゲームとは?」のページに飛びます。
2010年8月17日co-lab西麻布に行って来ました。 ああ、すいません日付は一ヶ月前です。
遅筆、遅思考とはかくも恐ろしい。
案内人は、co-labのコンシェルジュを務めるShiomiさん、同行人は世界征服をたくらむ マッドサイエンティストの博士です。 (博士ごめん!)
まずはコラボの成り立ちからご紹介。
Shiomiさん 「もともとは六本木ヒルズにあった、デザインオフィスだったのですが田中陽明 (通称)はるまき社長の フリーのクリエーターが仕事をしやすい環境づくりをしたい、それが日本を豊かな社会にすることにつながる、 という理念のもとにオフィスを麻布三番町に作ったのが始まりなんです。 今では、三番町、千駄ヶ谷に続き、3か所目となりましたが、西麻布はこの2010年4月にオープンして間もないんです。」
私 「あー、その博士VERSION作ろうとしているのが、こちらにいる博士です。 」
博士 「どうも、あ、博士は通称で、博士号はもっていません。(笑) 企業の知財部で働いていた経験を生かして、博士が集まるシェアハウスを 立ち上げようとしています。 今の日本の企業の多くは、お金をかけて開発や特許をとるような体力もない。 僕はそれを外部のゆるやかな博士同士のネットワークと企業をつなげることで 解決していきたい、と考えています。」
私、博士「co-lab西麻布としては、どんな機能を持たせているのですか?」
Shiomiさん 「co-lab西麻布では1Fのスペースは、コクヨさんのデザイン部の占用です。 co-lab西麻布の特徴は、「KREI open source studio」という、co-labのメンバーのクリエイターとコクヨグループ社員の方々とがオープンソース形式で協力しあうことで、より質の高いデザインを生み出すプロジェクトを実施していることです。
私 「具体的にはどんな形で、仕事のコラボレーションが生まれているのですか?
Shiomiさん 「デザイナーや、建築家、WEBプログラマー等、様々なクリエーターがオフィスをシェアしていますので、 外部からの仕事に個人として携わることはもちろん、コクヨさんからのプロジェクトに参加すること、 色々な形で仕事が生まれています。外部からのプロジェクトにco-labのメンバーが集合体として機能することもあります。その場合のディレクションや、アウトプットの広報等もco-labでは専用スタッフが行っています。
また、クリエーター同士でプロジェクトを組むこともあり、 コラボ内のメーリングリストで誰かが、 『こんなことやりたいのだけど、こんなスキル持っている人いませんかー?』 という投げかけに 『あ、できまーす』、 『それこんなこともアドオンできるんでは?』 という風に加速度的なスピードで仕事が走って行くのは、 クリエーターのシェアハウスならではの強みですね。
博士 「それは、理想的な環境ですね。 僕の考える、博士のシェアハウスでは 企業からのお題に、大学で研究を続ける修士生や博士たちが 個人やチームで参加してもらいたい。 その環境を研究室の中ではなく、オープンな家に自由な個人同士が集まることで整えられるのではないかと思っているんです。
尊敬する東京大学の中原教授の言葉で 「宛先のない研究をするな 」という名言があるのですが、研究費が少ない⇔誰のためか分からない研究をする その悪循環をなくしていきたいです。 そして、できれば日本中にそのネットワークを広げたい。 すでに東京と、京都2カ所でのオープンが決まっています。
私 「でたっ、マッドサイエンティスト 言いすぎました。すみません。 研究に宛先があるって、とても大事ですね。 その双方向性があれば、好きな事を研究して生活していける 可能性が広がりるのではないでしょうか。」
Shiomiさん 「co-labの大きな計画は、世界中にco-labを作ることなんです。 海外のクリエーターから日本にオフィスを持ちたいという問い合わせもありますよ。 メンバーになると、世界の好きな場所を選んで生活と仕事ができる、 そんな環境を作れることが私たちの目標です。
博士 「その輪に博士のシェアハウスも入っていきたいですね。」
私「 博士の野望はやっぱり 世界征服であって欲しいです。(笑)
また、スキルがあって協調性も高ければ、会社という組織に縛られず 生きていける選択肢ができるのは、大きな希望そのものだと感じました。」
Shiomiさん、博士 忙しい中お話を聞かせてくださってありがとうございました。
興味を持った、みなさん連絡先はこちらにどうぞ。
co-lab コンシェルジュ Shiomiさん s.oda@co-lab.jp
co-lab http://www.co-lab.jp/
博士こと山田光利氏のツイッターアカウント http://twitter.com/2ndlab
博士の世界征服HPはこちら http://chizaisupport.jimdo.com
大人の社会見学よろしく、co-labの雰囲気はこんな感じでした。
【まずは外観】
【1Fのコクヨさんスペース】 真ん中にある可動式パネルは、部屋になったり、パーテーションになったり自由自在。もちろんコクヨさんデザイン。
【2Fのco-labメンバーのシェアオフィス】 壁沿いに本棚が設置してあり、縦に広く使えるオフィスです。
【地下にある、オープンスペース】 本棚にはここを気に入った、森美術館館長さんの所蔵が近く運びいれられる予定です。会議室もあるし、外にはカフェコーナーも!うーん、理想的です。
The Real Value of Social Media for Social Good[INTERVIEW]
ちょっと気になる記事があったので(米メディアMashableがクリス・ヒュージ氏にインタビュー)、ご紹介です。
写真の彼はクリス・ヒュージ氏(26)、創業者でありながら、2007年のバラク・オバマ候補のキャンペーンをサポートするためにFacebookを去り、大統領を支える潮流を生み出した立役者です。彼は、今年「Jumo」というソーシャルネットワークサービスを今年始めました。
ヒュージ氏が見た風景を知ることで、ソーシャルメディアって何なんだろう?という問いへの手掛かりになるかもしれません。
Q:フェイスブックとオバマキャンペーンからあなたが学んだこととは?
フェイスブックの流行から分かるように、全ての年齢の人と多様なバックグラウンドを持つ人々が興味を持ったことや人とつながるためにインターネット技術を使うようになりました。
しかし、Facebookのようなソーシャルネットワークは、社会変革を起こすように特別に最適化されたものではないのです。意義があることを人々が簡単にできるようにするためには、フェイスブックの様なプラットフォームの上に、階層を設ける必要があります。
オバマのキャンペーンで私たちは、人々の行動を促すためには、コンテンツとインターネット技術の両方がかみ合っていなければならないことを学びました。最も重要なのは、長期間にわたって人々に、個人的で関係のあるコンテンツが時間差なく、思慮深く、継続的に届けられることなのです。解決したい問題や挑戦の輪郭やうねりを内面化させればさせるほど、人々はそこにさらに関わろうとするようになります。
インターネット技術は人々が行動しやすくするためにあるものなのです。
Q:どうして、社会的な活動分野に移ろうと決めたのですか?
オバマのキャンペーンの後、社会的分野の人でどうしたらソーシャルメディアを使って大きな変革を起こせるか知りたい、という人達と話して多くの時間を過ごしました。理解できることですが、ウェブ環境に割ける予算はほとんどなく、彼らの多くは不満を抱えていました。
私見ですが、インターネット技術は私や、誰かを助けてくれるものではありませんでした。私が気にかける物事を継続的に知らせてくれるものでした。
私たちは、情熱ある人々を地球規模の変革を、継続的にかつ長期的視野をもって結果を出すことにこだわるような、彼らにあったグループと結び付けるという、重要な技術を根本的に見逃していたのです。
わたしが力を尽くしたいのは、その違いを埋めることです。
Q:あなたが始めた新しいソーシャルネットワーク、「Jumo 」が担うものとはなんですか?
「Jumo」は、世界を変えたいと思う人達同士をつなげるためのソーシャルネットワークを作ります。世界的な問題に日々立ち向かう人々を、見つけたり、見守ったり、応援しやすくなるのです。
(中略)
すでに一万人以上がFacebookでファン登録しており、50万ドル以上の資金集めも完了。
Q:ソーシャルメディアが真の意味で世界を変える、現実に則した機会はどこにありますか?
私の意見では、ソーシャルメディアは、インターネット上で興味をもった人たちに、どんな個人的な表現も届けられるようになったこと、その略語だと考えています。
多くの場合、「ソーシャルメディア」と呼ばれるものは、食卓や電話で交わされる会話をインターネット上で増幅させたものです。今ではある人の意見や何に興味があるか、等の発言が記録され、人から人へさらに早く、さらに多くの機会広がっていきます。
私は世界を変える方法として、ソーシャルメディアを使う挑戦に2つの段階があると考えます。
人々が気にかける行動の背中を押すような、メッセージやコンテンツを伝えることを発展させること、
そして意義ある行動を盛り上げるために、どうやってインターネット技術を使っていくか改めて考えてもらうこと、です。
Q:現実世界で行動を起こしてもらうために、ソーシャルネットワークで話合う人々をどうやって力づけようと思いますか。
もちろん話しあうことの重要性は忘れてはいけないことですが、同時に行動を起こす助けにネットワークをどう使っていくのか考え続けるべきです。
世界が直面する多くの困難に対して、私は解決策をあらたに考案するためにソーシャルネットワークを使う必要はないと考えています。世界中にはすでに、何百万人という人がプロジェクトやグループのために働いています。彼らこそが専門家であり、戦っている人々なのです。私は彼らの仕事を広げ、補完できるような助けをするために、ソーシャルネットワークを使うことに興味があります。
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翻訳後記)ソーシャルメディアとは、集合知が構成する媒体と仮定したときに、それは万能ではない、という答えをこのインタビューから垣間見た気がした。
ツイッターやFacebook、mixi、数多あるソーシャルネットワークでひょっとしたら、何でもできるんじゃないか、と私は思っていた節がある。だからこそ、最後の質問への回答の中で、「すで問題解決にあたっているプロフェッショナルやファイター達を補完するためにソーシャルネットワークは存在する」、という恐ろしく冷静な意見がとても新鮮だった。ホワイトハウスとやりあって、オバマを当選させた仕掛け人ならではの意見ではないだろうか。
The Real Value of Social Media for Social Good[INTERVIEW]
twitter →@mizhozer
それはある日の博士(@2ndlab)からのTwitterのダイレクトメッセージから始まりました。
「来週末、合宿型のワークショップがありますが、行きませんか?」☜何それ、超怪しい。
しかもその時点では、ファシリテーターが参加者より多い、とのこと。☜いや、それほんとに怪しい!
結局義理の妹の参加や博士のリマインドになんとなく心惹かれて参加を決めました。
那須高原の駅から30分もバスに揺られてついたのは
那須ラフォーレホテル&リゾート☜やだ、会場の場所の名前までなんか怪しい!!!
(実際は、森の中の綺麗なホテルでとても過ごしやすい宿でした。温泉つきです♪)
ともかく3時間かけて朝早くから移動し、土曜日の10時には那須高原のホテルの会議室に他の参加者22人と 座ってました。
それで、どんなことをやったかは、イリィ君の秀逸な文章がありますので どうぞご覧ください。http://irritantis.info/archives/326
ここからは、その場所に訪れた私にとってのマジックアワーについて書きたいと思います。
2日間、朝から晩まで何かをを話し合ったり、一緒にもの作りに携わりましたが
そこに集まったのは、年齢、性別、社会的バックグラウンド、バラバラの23人です。
自己紹介もしましたが、ああやられたと思ったのは、 すごい人ほどあまり自分のことを紹介しなかった。 いやしていたのかもしれないけど、浅学な私はさっぱり分かっていなかった。
そして、時間が経つにつて何のバイアスもない23人の円=縁ができました。 性別も年齢も社会的経験も関係なく、同じ地面に座って同じ目線で話す事ができる、 これって日常生活ではほぼ経験できないことです。
そしてもちろん何のバイアスもなく、議論を交わす関係性が作れたのは 3人のファシリテーターの見事な場作りのおかげです。
3人のファシリテーターのプロフィールはこちらから→http://xyzaction.me/nishimura/
―写真は、井口奈保さん@nafnaf のグラフィックファシリテーション。ワークショップの流れを絵で表現し、自分が体験していることが右脳と左脳で理解できる。
2日間のワークショップでは、様々な手法のファシリテーションを体験しました。そこで使われた
ワールドカフェ、AI、マーケットプレイス、オープンソーステクノロジー その技術や体系をもとにした場作りの根底にあったのは、*対話*でした。
めんどくさいですよね、相手の話聞くの、自分のこと話すの、 だって日常生活、特に効率を求められる会社の中では メールで概要を送って、電話で説明。 そこに人と人の会話は失われてしまいがちです。
家に帰ってからのパートナーとの会話も疲れていると しっかり話し合えずに、いさかいになってしまうこともままありませんか。
アイムオーケー、ユーアーオーケーの関係は大事だと分かっていても どこかにおき忘れていたんだな、と今、日常生活に戻って気づくことができました。
2日目のワークショップの終わり、チェックアウトが終わった時泣きそうでした。
人が作り出すことのできるうねりを、暖かさを存分に肌で感じて、感極まっていたのだと思います。
それがxyzActionで味わうことのできたマジックアワーです。
この時間の影響がこの後私に、そして一緒に参加した方達にどんなことを引き起こすのか、 見守りたいと思います。
【マジックアワー】
嘉村賢州さん(@kamucom)の使っていた言葉、京都町屋を改修して、5年間で1000人が集まったシェアハウスで起こっていた人と人の心が通う魔法の時間。深夜2時頃、1週間に1回くらいそんな時間があったそうです。
【ワールドカフェ】
出典 http://www.humanvalue.co.jp/service/wcafe/
「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考え方に基づいた話し合いの手法。
企業やNPOで戦略的ダイアログの推進やコミュニティの構築の支援を行っている Juanita Brown(アニータ・ブラウン)氏と David Isaacs(デイビッド・アイザックス)氏によって、1995年に開発・提唱された。
【マーケットプレイス】
参加者同士で学びあい、議論の中で新しいアイディアを産みだす手法。お題は参加者が提供。
各自、自分の好きなお題を選び参加する。
一番多くの人が集まったのは、深夜に開かれた「愛は永遠に続くのか?」というお題で、ある姉妹ののろけ話に終始した、恐ろしいワークショップ。
【オープンスペーステクノロジー】
マーケットプレイスの進化版。時間や場所を自由に決め、参加者は自由に移動できる。
出入り自由。寝ていてもOKという、新しい対話の仕方。やる気のなかった私は
「やる気スイッチ教えてください。」というお題で模造紙に、皆さんからのアイディアを書いてもらった。
@akkzooさんの「よく寝ろ」という意見や、「自分を好きになること」等、いろんな気付きが。
【AI appriciative Inquiry】
出典http://www.peoplefocus.co.jp/OD/ai.html
問題解決型アプローチでは「改善すべき問題」が出発点であり、問題の特定、原因分析・・・と着手していく。これに対してAppreciative Inquiryでは、インタビューや対話を用いながら下記の4つのプロセスで、前向きな変革の実現を可能にしていく。
Discover | 過去や現状における成功体験などから組織の価値や強みを見出す。 |
Dream | 組織や個人の持つ長所や内在する可能性をもとに、組織の理想像・ビジョンを描く。 |
Design | その理想像やビジョンを具現化させ、組織の設計をする。 |
Destiny | その理想像に向けて組織改革を実践し、持続的に取り組む。 ※文章中の@はツイッターのアカウントです。 |
最初のエントリーですので、仕事以外では強制力がない限りアウトプットが苦手でものぐさな私がどうしてブログを始めたのか、書いてみました。
さかのぼること、昨年の2009年12月7日Twitterを始めました。
弟に「姉ちゃん、Twitterやばいよ!やばいよ!」という出川みたいなコメントに、心動かされおそるおそる始めたのが去年の冬でした。
会社では「予算はないけど、市場拡大」、という企業にありがちなマーケティング活動に従事しており、その後、津田さんの企業向けTwitterセミナー(TOKYOFM 共同PR 主催)で知った成功事例から、これから間違いなく広告・広報活動で必要になるだろう、とも思うようになりました。
そのセミナーの中で聞いた、「とりあえず100人フォローしてみて」、という津田さんのアドバイスに従って、おもしろそうな人、自分とは違う視点を持ってる人、など気になる人を100人登録しました。
それから3カ月程、いわゆるROM専と呼ばれる「見てるだけ」の人を続けていると、
まれびとハウス、という不思議な場所を見つけました。
ツイッター上で知り合った男女6人が自分たちが住む場所を家メディアとして活動しています。
多岐にわたるテーマで夜な夜なワークショップを開いては、情報発信を続けているのです。
そのまれびとハウスで、2回目のワークショップに参加した時にお話をお聞きしたのが「明日の広告」を上梓され、ソーシャルメディアマーケティングの第一人者である佐藤尚之さんでした。
見ず知らずの26人に対し、4時間近く嫌な顔一つせず、持っている知験と知識を披露してくださいました。
プレゼン&質疑応答が3セットくらいありました。学生と社会人、しかもバックグラウンドは多種多様ですので
「これからクリエィティブの仕事やりたいんすけど、どうしたらいいっすか」とビール片手の学生から
「お金ないんですけど、優秀なクリエィティブの方とお仕事する方法ってありますか(←相当失礼な私)」
等ありとあらゆる質問がさとなおさん1人に向けられます。
私だったらそんな大変な場所でセミナーをするなんて絶対いやです。
でも時に情熱を傾けながら、かつ冷静に「聞きたいことに対する答えになっているかな」と質問者と対話をしながら、一つ一つの質問に答えてらっしゃいました。
ワークショップの中でまず印象的だったのは、これから広告業界に携わる人間として若くしてプロモーションの中心でありたいなら、ソーシャルメディアを誰よりも使いこなせ、とおっしゃっていたことです。
使いこなすための具体的な方法は、この3つです。
①Twitterは1000人フォローしてみること(mixi,facebook,flicker,tumblerも使えれば尚よし)
②自分のブログで発信をすること
③100以上のブログを回遊して情報を集めること
この3つを続けることで、情報の伝達経路が分かれば、ソーシャルメディアのマーケティングにも応用できるよ、
という主旨からお勧めされていました。
「とりあえず」Twitterを始めてみる、「とりあえず」100人フォローしてみる
「とりあえず」まれびとハウスに行ってみる
「とりあえず」さとなおさんに疑問をぶつけてみる、会いに行ってみる
この「とりあえず」動くことで、見える風景が確実に変わってきています。
だから、「とりあえず」ブログを始めます!
「ブログ 書き方」の検索でGoogle先生に答えを聞いてみたりしましたが、いまいちよくわからず、ラーメン屋がこの夏始めた「冷やし中華」くらい素人感丸出しですが、少しづつ書きためていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします!