2010年8月17日co-lab西麻布に行って来ました。 ああ、すいません日付は一ヶ月前です。
遅筆、遅思考とはかくも恐ろしい。
案内人は、co-labのコンシェルジュを務めるShiomiさん、同行人は世界征服をたくらむ マッドサイエンティストの博士です。 (博士ごめん!)
まずはコラボの成り立ちからご紹介。
Shiomiさん 「もともとは六本木ヒルズにあった、デザインオフィスだったのですが田中陽明 (通称)はるまき社長の フリーのクリエーターが仕事をしやすい環境づくりをしたい、それが日本を豊かな社会にすることにつながる、 という理念のもとにオフィスを麻布三番町に作ったのが始まりなんです。 今では、三番町、千駄ヶ谷に続き、3か所目となりましたが、西麻布はこの2010年4月にオープンして間もないんです。」
私 「あー、その博士VERSION作ろうとしているのが、こちらにいる博士です。 」
博士 「どうも、あ、博士は通称で、博士号はもっていません。(笑) 企業の知財部で働いていた経験を生かして、博士が集まるシェアハウスを 立ち上げようとしています。 今の日本の企業の多くは、お金をかけて開発や特許をとるような体力もない。 僕はそれを外部のゆるやかな博士同士のネットワークと企業をつなげることで 解決していきたい、と考えています。」
私、博士「co-lab西麻布としては、どんな機能を持たせているのですか?」
Shiomiさん 「co-lab西麻布では1Fのスペースは、コクヨさんのデザイン部の占用です。 co-lab西麻布の特徴は、「KREI open source studio」という、co-labのメンバーのクリエイターとコクヨグループ社員の方々とがオープンソース形式で協力しあうことで、より質の高いデザインを生み出すプロジェクトを実施していることです。
私 「具体的にはどんな形で、仕事のコラボレーションが生まれているのですか?
Shiomiさん 「デザイナーや、建築家、WEBプログラマー等、様々なクリエーターがオフィスをシェアしていますので、 外部からの仕事に個人として携わることはもちろん、コクヨさんからのプロジェクトに参加すること、 色々な形で仕事が生まれています。外部からのプロジェクトにco-labのメンバーが集合体として機能することもあります。その場合のディレクションや、アウトプットの広報等もco-labでは専用スタッフが行っています。
また、クリエーター同士でプロジェクトを組むこともあり、 コラボ内のメーリングリストで誰かが、 『こんなことやりたいのだけど、こんなスキル持っている人いませんかー?』 という投げかけに 『あ、できまーす』、 『それこんなこともアドオンできるんでは?』 という風に加速度的なスピードで仕事が走って行くのは、 クリエーターのシェアハウスならではの強みですね。
博士 「それは、理想的な環境ですね。 僕の考える、博士のシェアハウスでは 企業からのお題に、大学で研究を続ける修士生や博士たちが 個人やチームで参加してもらいたい。 その環境を研究室の中ではなく、オープンな家に自由な個人同士が集まることで整えられるのではないかと思っているんです。
尊敬する東京大学の中原教授の言葉で 「宛先のない研究をするな 」という名言があるのですが、研究費が少ない⇔誰のためか分からない研究をする その悪循環をなくしていきたいです。 そして、できれば日本中にそのネットワークを広げたい。 すでに東京と、京都2カ所でのオープンが決まっています。
私 「でたっ、マッドサイエンティスト 言いすぎました。すみません。 研究に宛先があるって、とても大事ですね。 その双方向性があれば、好きな事を研究して生活していける 可能性が広がりるのではないでしょうか。」
Shiomiさん 「co-labの大きな計画は、世界中にco-labを作ることなんです。 海外のクリエーターから日本にオフィスを持ちたいという問い合わせもありますよ。 メンバーになると、世界の好きな場所を選んで生活と仕事ができる、 そんな環境を作れることが私たちの目標です。
博士 「その輪に博士のシェアハウスも入っていきたいですね。」
私「 博士の野望はやっぱり 世界征服であって欲しいです。(笑)
また、スキルがあって協調性も高ければ、会社という組織に縛られず 生きていける選択肢ができるのは、大きな希望そのものだと感じました。」
Shiomiさん、博士 忙しい中お話を聞かせてくださってありがとうございました。
興味を持った、みなさん連絡先はこちらにどうぞ。
co-lab コンシェルジュ Shiomiさん [email protected]
co-lab http://www.co-lab.jp/
博士こと山田光利氏のツイッターアカウント http://twitter.com/2ndlab
博士の世界征服HPはこちら http://chizaisupport.jimdo.com
大人の社会見学よろしく、co-labの雰囲気はこんな感じでした。
【まずは外観】
【1Fのコクヨさんスペース】 真ん中にある可動式パネルは、部屋になったり、パーテーションになったり自由自在。もちろんコクヨさんデザイン。
【2Fのco-labメンバーのシェアオフィス】 壁沿いに本棚が設置してあり、縦に広く使えるオフィスです。
【地下にある、オープンスペース】 本棚にはここを気に入った、森美術館館長さんの所蔵が近く運びいれられる予定です。会議室もあるし、外にはカフェコーナーも!うーん、理想的です。
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