フェイスブック、ツイッターに代表されるソーシャルメディアはの登場で、私たちは場所を離れた友人や家族、時には面識のない方とも心を交わすことができるようになりました。すごく便利で心地の良い手段です、しかも無料です。インフラといいながら、電気、ガス、水道、交通はお金がかかったはずなのに、基本的な使い方なら一切お金がかからないのです。
ソーシャルメデイア以前は、テレビ・ラジオが無料で楽しめる情報インフラでした。この番組をタダで視聴するために、番組の間にCMを聞いて、その影響を時間で買う企業が番組制作費を負担していたのです。私たちが売っていた情報は、その番組が好きで、その時間帯テレビを見ているという趣向だけです。
ソーシャルメディアでも、この等価交換は必ず起こることになるでしょう。つながりが便利で無料で楽しめるようになった代わりに、プラットフォームである企業は、つながり、嗜好、行動、すべてを売り物にすることができるようになりました。どこまで自分をこの新しい世界に浸すのか、まだ私は判断できていません。皆さんはどう感じていますか?そこに怖さはないですか?
追記
未来は、攻殻機動隊というアニメの草薙素子の感じた自由さが、究極的には広がっている世界なのかもしれません。怖い反面、その自由さに憧れてしまう、という話を先日先輩にしたら、一笑にふされました。曰く「人間全部データになった方が効率的だし、大事な問題(太陽爆発の際の地球外脱出など)に一丸とあたれていいじゃないの、大体移動コストと輸送コストが日本はかかりすぎる!」というエッジの立ちっぷりでしたw
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